たまたま、自分が馬鹿だった場合の活用法
プロレスリング上でのイベントの主催者。
どうせ、脳みそが筋肉でできた大男だろうと取材現場を訪れたところ、その予想は大きく裏切られることとなる・・・
今日、お話したいこと
1.ブレーキを踏みながら前に進みたい人は多い
2.絵面はひどいけど純粋な少年部分の解放
3.最初の一歩は一人への説明から
4.では、これを自分に置き換えてみよう
ブレーキを踏みながら前に進みたい人は多い
多くの人は、前進したいと夢見ています。
でも、怖いからブレーキはしっかりと踏んでいます。
人は変われるとしたら一瞬だ。
そのきっかけに出会えるかどうか。
きっかけは幸運にも、むこうからやってくるかもしれないし、自分から取りに行くべきものかもしれない。
zackさん主催の “男祭り” は、まったく新しいイノベーションであり、多くの人の人生を変えています。内向傾向にある現代人の殻を壊し、思うがままの人生を歩み始めている、少なくとも一人を生み出しています。
絵面はひどいけど純粋な少年部分の解放
ローション相撲やブラジャーバトルロワイヤルと聞いたら馬鹿な学生の悪ふざけだとしか思えないでしょう?
でも、実際はたった一人からスタートして、出場者48人を集め、観客100名を集めた興行として成立させてしまいました。
9月には、第二回の開催が決まっており、
年に二回の開催は、年三回にすることを検討中であると言います。
はじめてリングに立った時、「すべての男にこの場に立ってもらいたい」と思ったことをきっかけに構想はスタート。おもしろくて、運動経験も関係なく、怪我の心配もない競技とは・・・飛び出してくる話は至って真面目なものばかり。
最初の一歩は一人への説明から
形のない、誰も知らない概念を伝える作業は、一人ひとりへの説明という地味な作業でした。自分自身もおもしろくなるのかどうかわからない。でも、10人に一人は好反応を示してくれました。
まずは48人の出場選手を集めるために、のべ500人と話しました。そして、48人の仲間が100人のお客さんを呼んでくれました。
第一回を成功させたことで、早くも、こちらから探しに行かなくても、よりおもしろい奴が集まり出していると言います。第三回では「あなたは “男祭り” で何ができますか?」という面接をしなくてはならないだろうと笑うzackさん。
では、これを自分に置き換えてみよう
実は人と話すことが苦手だったというzackさん。高校生くらいまでは、先輩ともうまくいかなかったり、友達とのコミュニケーションに悩んだこともあったと言います。
zackさんは、自分が変われたことで、世の中に不可能なことはないと感じたと言うのです。
半ば強引に男祭りにスカウトした内向的な就職活動中の学生が、男祭りではっちゃけ、今は内定をバンバン決めているとzackさんは目を輝かせて語ります。
教職員を育成する東京学芸大学という “真面目な” 土壌で、やることなすことが周りから受け入れられなかったというzackさんは、ある時、自分のやっていることは外の世界では大きく評価されることに気がつきました。
自分がおかしいのでは?と考え込むよりも、付き合う相手を替えてみる。環境を変えてみる。魚は水と得て、輝きだすかもしれない。
「男祭りをSASUKE以上のブランドにする」という理念の下、zackさんのサクセスストーリーを飾る最高の序章となっています。
今回、私が会った人
失敗する独立起業のワケ~ネットワークビジネスの概念
シンプリフィケーション(simplification)で考える独立起業。
「起業」という言葉は、ここ数年で圧倒的に耳にする機会が増えたものですが、「起業」という言葉の背景にある定義みたいなものが非常に幅広いことに驚きます。
今日、お話したいこと
1.公務員でも、割に合わないワケ
2.中間コストの見える化がはじまった
3.人に教えたくなるサービス
4.起業のタネはもっと日常にある
公務員でも、割に合わないワケ
今、公務員の独立起業の相談が増えています。激動の今の時代でもクビのない公務員がなぜ?
公務員を例に挙げたのは、現在も大半の人が通ってきている、就職による企業への所属のメリットの象徴的な存在であると考えたからです。
・月々の安定収入
・福利厚生
・退職金
が代表的なものではないでしょうか?
意外に思われるかもしれませんが、普通の公務員の給与水準は決して高くはありません。公務員であるメリットというのは、多額の退職金だったわけです。薄給でも、我慢すれば退職金が入ってくるのですから、現役時代は公務員に優しい金融機関からローンでやり過ごせば良いわけですね。
ところが、ここに来て公務員の退職金が脅かされているのです。
公務員がこんなザマでは、民間なんて・・・無理して良い生活を維持しようとするとJALみたいになるわけです。
中間コストの見える化がはじまった
私たち消費者が支払う商品の代金の中身には、原価の他に、広告費や輸送費など中間コストが組み込まれています。ビールの必ずもらえるビールグラスも、もらう人ももらわない人も、そのコストを等しく助け合って負担しています。
もちろん、中間コストである本人たちにも生活があるため、カットできる中間コストであっても、それを懸命に隠そうとするのは当然の防衛策です。ただし、インターネットによる情報化社会で、隠すということ自体がより難しくなっていくことでしょう。
そんな時代の背景もありだいぶ減って来たとは感じますが、いまだにネットワークビジネスでもって起業をする若者がいることに驚きます。ネットワークビジネスとは、マルチ商法・MLMなど連鎖販売取引の総称です。成功が難しいビジネスモデルとして知られています。
それは、構造から見るとわかることではありますが、自ら進んで中間コストになりに行く行為だからです。
人に教えたくなるサービス
逆に、ある特定のサービスを使うことで、中間コストを省けるとしたら、これはお得情報です。お得情報と言うのは、口コミが生まれ、自然増殖的に広まっていきます。
LINEを使うことによって、ケータイ通話料金が無料になるというお得情報から、現在のLINEの広がりを見れば納得だと思います。
ネットワークビジネスは巨大なピラミッドのような構造をしていて、頂点と底辺の間に多くの中間コストがいることで成り立っているビジネスモデルです。彼らは頻繁に説明会をしているので、その説明を聞けばわかることですが、「不労所得」で満腹になった余計な中間コストが山ほどぶら下がっている組織には、関わらない方が賢明ですよね。
中間コストをなくすために、インターネットを通じて頂点と底辺が直接流通することができるはずです。要は、より上位の人が、より下位の人から搾取する仕組みの維持が目的だということです。
そもそも、他人に言えないことを仕事にするなんて、不健康だとは思いませんか?
起業のタネはもっと日常にある
個人の起業には、そんな「世界を変える」みたいな大きなプランはいりません。今、したいことを、今すぐ取りかかるレベルで十分です。
Facebookという巨大なSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をご存知ない方はいないと思いますが、日本でも、かつてmixiというSNSが流行していました。
GREEもかつてmixiみたいなことをしていたわけですが、これはGREEの田中氏が、楽天株式会社在籍中に仕事のかたわら個人の趣味として立ち上げたもので、その後ゲーム分野で成功したことは周知の通りです。当時、Googleが提供していた『orkut』というSNSを見て、「これは作らねば」と思ったのが最初と言うことです。
身近で不便に感じること。身近で困っている人を助けられること。
そこからのスタートで、可能性は広がりはじめるものです。
蛇足
今、私が一番会いたい人
池澤あやかさん (Official Ayaka Ikezawa)
tumblrのカスタマイズについて聞いてみたいです。
放送局プロジェクトの未来
映像制作の現場でお仕事をされている佐藤愛さんに教えを請う。